街中に潜む恐るべき人
郵便局に行った時のことでした。何やら凄く混んでおり、郵便を出す列が外にまで。列に並び順番を待つことに。しばらくすると1人のご老人がやってきた。
ご老人:「郵便は並んでいるの?」
私:「はい」
ご老人:「へえ」
と言って列を通り過ぎていく。混んでいるから後にしたのかと思いきや中に入っていく。郵便ではなく他の用事で来たのかと思い、私は列に並び続ける。
しばらくしてようやく建物の中に入れるようになったとき、中から先程のご老人の声がした。
「私、あなたの前だから」
ぶっきらぼうにそう言い放ちご老人はソファーに座っている。その言い方は非常に嫌な感じだった。
あなたの前と言われた若者(20代前半)も嫌な言い方と思ったのか
「後ろの方もいらっしゃるので・・・」と断った。
すると、ご老人は次の一手に出た。
「私はずっと前からいるの、さっきから何?並ばなければいけないの?ずっといるんだから」と反撃に出た。
このご老人が来たのは私が並んだ後である。さっきから何?という言葉から考えるとおそらく建物に入ってからずっと「あなたの前だから」を言い続け断られ続けたのであろう。
既に私の後ろには結構人が並んでいる。
20代の若者はご老人を前に入れることなくその後窓口に。ご老人激怒。
「私の番でしょ!さっきから何なの?私はずっといるの。おかしいでしょ!」
ご老人は確かに並ぶのは疲れることであろう。それは理解する。しかし、その口調は某国会議員の「違うだろ〜」を思い出すのに十分な口調だった。
若者は無視、そして局員も無視。
列が1つ前に進んだ。そこでご老人は次の順番が来た女性に
「私、あなたの前だから。わかっているね。私は切手を買うだけなの」と言い放つ。
他の人も郵便を出しに来ただけだ。そう思いながら聞いていると女性も
「後ろの人もずっと並んでいるので・・・」と反撃。
ご老人再び激怒。
「いいの。私は並んでいるのと同じだから。ずっといるんだから。切手買うだけだし。わかったね!」と怒鳴る。そして、ご老人、遂にソファーから立ち上がる。対応中の窓口に突進。
「切手!いくら?」
郵便局の職員はまだ対応中だ。
郵便局員:「対応中なので少しお待ちください」
ご老人:「いいの、私が先だから。並んでいたし」
もはや意味がわからないモードに突入。そしてお金を取り出した。
ご老人:「これで足りる?切って買うだけだから!」
と怒鳴る。
郵便局員:「皆さん申し訳ありません」
と困った表情でご老人に対応。老人は常に言い方は嫌な感じ。
切手を買ったご老人は出ていく時に
「老人に優しくするのが常識でしょ!わかってんの?ダメな人達ね!」と吐き捨てる。
私:「先に入れてもらったお礼くらい言ったらどうですか?」と聞いてみた。
ご老人:「私は先に並んでいたの!老人だからいいの。バカ!」と言って去って言った。
その後、自分も用事が済み帰る途中に老人を目撃。信号が赤なのにも関わらず無視して横断。車を運転していた人が「危ないだろ!」と注意。
ご老人:「私は老人だからいいの!車が止まれば問題ないでしょ!」
もはやどうしようもないレベル。ご老人に優しくするのは大切だが、このような方には優しくできないよな〜と思う。
街中には恐るべき人が潜んでいるものです。